2026.01.23

床鳴りで金属音が鳴る原因は?家の構造とリフォームの対処法を徹底解説

「床を歩くとギシギシ」「カンカンと金属のような音がする」──そんな床鳴りの悩みを抱えていませんか?

床鳴りは単なる生活音ではなく、家の構造や施工に関係することもあります。特に金属音がする場合、床下の部品や固定ミスが原因となっていることが多く、放置すると悪化する可能性も。

この記事では、床鳴りや金属音が発生する構造的な理由から、チェックポイント、リフォームの対応策まで、わかりやすく解説していきます。

床鳴り 金属音が鳴る原因は家の構造にある?

床鳴りの音が木のきしみではなく、カチカチ・キーンという金属音の場合、単なる経年劣化ではなく、家の構造に原因があることが多いです。

木材の乾燥や収縮が原因

家に使われている木材は、季節の変化や湿度によって伸びたり縮んだりします。乾燥によって木が縮むと、床材同士のすき間ができ、歩くたびに摩擦音が生じます。

この摩擦が「ギシギシ」や「キュッキュッ」という床鳴りの正体です。特に冬場は乾燥が進むため、音が出やすくなります。

この木材の性質は自然なものであり、防ぐことは難しいですが、対策を講じることで音を軽減することは可能です。

床の鳴る場所が毎年決まっている場合、乾燥による収縮の影響が大きいと考えられます。

床材と下地の間にすき間がある

床材の下には、「根太(ねだ)」や「合板」と呼ばれる下地材があります。この床材と下地の間にすき間ができていると、床を踏んだときにわずかに沈み、音が出ることがあります。

すき間に空気が入ったり、摩擦が起きたりすることで、金属音に似た高い音が響くこともあります。

また、フローリングを施工する際に使われる接着剤がうまく機能していないと、時間とともに床材が浮いてきて音が出やすくなります。

特に新築から数年で音が出始めた場合、施工ミスの可能性も疑うべきです。

床下の金属部品が動いて音を出している

床下には、構造を支えるための金属部品(たとえば金具やビス、プレートなど)が取り付けられています。

これらの部品が木材の伸縮や動きによってわずかに動くと、金属同士がこすれ合い「カチッ」「キーン」といった音を発します。

このような金属音は、木材のきしみとは明らかに違う音であるため、違和感に気づきやすいのが特徴です。

特に鉄骨と木材が混在する構造では、金属音が出やすくなります。

断熱材や配管のゆるみが音を引き起こしている

床下には断熱材や給排水管が通っていることが多く、それらが固定されていないと、歩く振動でゆれて音を出すことがあります。

配管が金属製の場合、支えが弱まっていると「コンッ」「カチン」という金属音になることがあります。

また、断熱材が床板の裏に接触している場合、こすれ合って異音を発するケースも。

これらは床鳴りの中でも見落とされやすい原因ですが、しっかりとチェックする必要があります。

床鳴り 金属音が鳴る家に見られる構造的な問題とは

音の原因が家の構造にある場合、放置しておくと住まいの寿命を縮めたり、安全性に関わることもあります。

根太や大引きの固定不良

床を支える「根太」や「大引き」がしっかり固定されていないと、動いて音を出すことがあります。

これらは床の基礎部分なので、問題があると全体的に床がたわんだり、沈んだりします。

本来ならビスや金具で固定されているべき部分が緩んでいたり、取り付けが甘かったりすると、床鳴りの原因になります。

築年数が経っている家では、木材の劣化によって固定が弱まっているケースもあります。

施工時のビスや釘の打ち込みミス

床材を取り付ける際、ビスや釘をしっかりと決まった位置に打ち込まないと、固定が甘くなり、床が動いて音を出します。

また、ビスが斜めに入っていたり、浅くしか打たれていなかった場合、使っているうちに緩んでしまうことがあります。

こうした施工ミスは見えない部分にあるため、専門家による点検でしか見つけられないことも多いです。

新築でも床鳴りがある場合は、施工不良の可能性も考えましょう。

束石や束柱のずれによる床のたわみ

床下の「束石」や「束柱」は、床を支える重要な部材です。地盤の沈下や施工不良によって、これらがずれると床全体がたわみ、音が鳴ることがあります。

この場合、床を歩くと特定の場所だけ沈むような感覚があります。

たわみが進行すると、床だけでなく壁や天井にも影響を与えることがあります。

長期間放置すると、修理が大掛かりになることもあるため、早めの対応が必要です。

鉄骨造での梁の伸縮や金具の摩擦

鉄骨造の住宅では、梁(はり)や柱が金属で作られています。金属は気温で伸縮しやすく、わずかな変化で金具同士がこすれたり、床材に影響を与えたりすることがあります。

特に温度差の激しい季節の変わり目に、金属音が増えることがあります。

また、鉄骨と木材が接している部分では、異素材の動き方の違いが原因で、金属音が生まれやすい傾向があります。

これも専門的な視点での調査が必要になります。

床鳴り 金属音が鳴る場合のチェックポイント

床鳴りが気になったら、まず自分でできる範囲でのチェックを行いましょう。以下のポイントを押さえることで、原因をある程度特定することが可能です。

音が鳴る場所を特定する

まずは、床を一歩ずつ踏んでみて、どの場所で音が出ているのかを確認しましょう。音が鳴る場所を明確にすることで、原因の特定や修理がスムーズになります。

金属音がする場合は、「キン」「カチ」といった高音が鳴る点に注意して聞いてください。

歩くスピードや角度を変えてチェックするのも有効です。

複数の場所で鳴っている場合、家全体に構造的な問題がある可能性もあります。

床を踏んだときの沈みやすさを確認する

音が出る場所の床を軽く踏んで、沈みこむ感じがあるかどうかを確認します。柔らかく感じる場合、床の下地材や支えが劣化している可能性があります。

沈みがある場所は床材が浮いていたり、支えが弱っているサインです。

特に、真ん中だけが沈むような感覚がある場合は「束柱」や「根太」の問題が考えられます。

場合によっては、構造全体を調べる必要があります。

床下点検口から構造を目視チェックする

多くの住宅には床下点検口が設けられています。ここから床下をのぞくことで、構造や配管の状態をある程度確認できます。

金属部品のゆるみや、配管が不自然に動いていないかをチェックしましょう。

断熱材が剥がれて垂れ下がっていないか、湿気が多くないかも確認ポイントです。

カビやシロアリ被害が見つかることもあるので、見逃さないようにしましょう。

専門業者にスコープ調査を依頼する

自分では確認できない部分や、床下の奥まで調べるには、専門業者によるスコープ(内視鏡)調査が有効です。

スコープを使えば、配管の裏や床下の見えにくい場所まで詳細にチェックできます。

費用はかかりますが、構造的な問題を早期に発見できるため、長い目で見れば費用対効果は高いと言えます。

調査後は写真付きの報告書をもらうようにしましょう。

床鳴り 金属音が鳴る家はリフォームで直せるのか?

多くの場合、床鳴りや金属音はリフォームによって改善が可能です。原因に応じて適切な対処をすることが大切です。

床材の張り替えで対応できるケースが多い

床材自体の劣化や接着不良が原因であれば、床材の張り替えによって音を解消できます。

フローリング材を新しくし、下地との接着を強化することで、床の安定性も向上します。

この方法は、木のきしみ音にも、軽度な金属音にも対応できる汎用的な修理法です。

床材を選ぶ際は、反りにくく、湿度に強い素材を選ぶとよいでしょう。

下地の補強や再固定で改善できる

根太や合板などの下地材にゆるみがある場合は、補強や再固定によって改善されます。

施工の際にはビスや接着剤を適切に使用し、すき間を作らないことが重要です。

また、防振材を挟むことで、音の発生をさらに抑えることができます。

床下に入っての作業となるため、専門業者に依頼するのが安全です。

金属部品の交換や調整も有効

金属音がする場合は、床下の金具や固定金属部品が原因であることが多いです。

これらの部品を交換したり、防振材を追加することで音をなくすことができます。

例えば、梁を固定する金具にラバー製のパッキンを挟むなどの工夫も効果的です。

異音の原因が金属部品にあるかどうかは、事前の調査で確認しておく必要があります。

構造体の歪みがある場合は大規模な工事が必要

床の構造自体に歪みがある場合、部分的な修理では解決できません。

この場合、床下全体の補修や構造材の交換など、大掛かりなリフォームが必要になります。

費用や工期も大きくなるため、複数の業者に相談し、見積もりを比較することが大切です。

また、住宅ローンやリフォーム補助金を利用できる場合もありますので、あわせて調べてみましょう。

床鳴り 金属音が鳴るリスクを防ぐための構造対策

リフォームだけでなく、新築時やメンテナンスでの予防も重要です。床鳴りを防ぐための構造的な対策をご紹介します。

施工時に根太と床材をしっかり固定する

新築や増改築時には、床材と根太を確実に固定することが大切です。ビスの本数や位置にも気を配りましょう。

固定が甘いと、床材が動いて音が鳴る原因になります。

信頼できる施工業者に依頼し、作業の様子を写真などで確認しておくと安心です。

完成後のチェックも必ず行いましょう。

金属部品に防振パッキンを使う

構造に金属部品を使う場合は、ラバーやウレタン素材のパッキンを併用することで音を防ぐことができます。

摩擦や振動による金属音を効果的に抑えることができ、耐久性も向上します。

これは鉄骨住宅でも非常に効果的な対策です。

取り付け時にはパッキンがずれないよう、専門の施工が必要です。

乾燥による木材の収縮を見越して設計する

木材は収縮・膨張する特性があるため、あらかじめその変化を考慮した設計が求められます。

適切な隙間を設けたり、動きを吸収する構造にすることで、音の発生を抑えることができます。

無垢材を使用する場合は特に注意が必要です。

設計段階での工夫が、長期的な快適性につながります。

定期的に床下点検を行う

床鳴りの予防には、定期的な点検も欠かせません。湿気や劣化によるトラブルは早期発見が鍵です。

半年~1年に1回は、床下点検を行いましょう。

専門業者に依頼して調査してもらうことで、見えない問題にも気づくことができます。

点検結果は写真付きで記録に残しておくと、後の工事の参考にもなります。

床鳴り 金属音が鳴るときのリフォーム業者の選び方

床鳴りを根本から解決するためには、原因を正しく見極めてくれる信頼できるリフォーム業者を選ぶことが非常に重要です。

構造に詳しい業者を選ぶ

床鳴りの原因は構造に関わることが多いため、建築構造に精通した業者を選ぶことが大切です。

見た目だけを直す業者では、根本的な解決にならない可能性があります。

施工実績やホームページの情報をしっかり確認し、「構造補強」「床下工事」の実績があるかをチェックしましょう。

必要であれば、複数社に相談して比較するのが安心です。

床下調査をしてくれる会社を選ぶ

床鳴りの多くは床下に原因があるため、点検口から床下に潜って確認してくれる業者を選びましょう。

スコープ(内視鏡)を使った詳細調査を行ってくれる業者なら、原因の見落としも少なくなります。

調査の様子を動画や写真で記録してくれる業者だと、信頼度も高まります。

安さだけで選ばず、対応の丁寧さや説明力もチェックしましょう。

住宅診断士の資格を持つスタッフがいるか確認する

「住宅診断士(ホームインスペクター)」の資格を持つスタッフがいる業者は、構造の問題に対する知識が豊富です。

目に見えない不具合やリスクも見逃さず、根拠のある対策を提案してくれます。

専門家の診断があると、今後の住宅維持計画にも役立ちます。

資格や実績は、事前に聞いておくことをおすすめします。

口コミで「床鳴り対応」の実績がある業者を探す

インターネット上の口コミやレビューを参考に、実際に「床鳴り」や「異音」に対応した実績がある業者を探しましょう。

「親身になって対応してくれた」「音が完全に消えた」といった体験談は、良い判断材料になります。

逆に、悪い口コミが多い業者は避けるのが無難です。

施工後のアフターサービスがあるかも確認ポイントです。

床鳴り 金属音が鳴る家の住み心地と安全性への影響

床鳴りや金属音は、日々の暮らしに大きなストレスや不安を与えるだけでなく、安全面にも影響を及ぼします。

夜間の音がストレスになる

特に静かな夜間に床鳴りや金属音がすると、音が響いて非常に気になります。

就寝前や深夜に音がすると、睡眠の質が下がる原因にもなります。

小さな音でも、繰り返されることで大きなストレスとなります。

家族全員の健康に悪影響を与える前に、早めに対処することが大切です。

音が原因で来客に気を使うようになる

来客中に「ギシギシ」「カチン」といった音がすると、気まずい思いをすることがあります。

「この家、古いのかな?」と思われないか心配になる人も少なくありません。

日常生活だけでなく、来客対応にも影響するのが床鳴りの問題です。

人目が気になるようになると、生活の満足度も下がってしまいます。

構造的な不具合が進行するリスクがある

床鳴りが構造の不具合によって起きている場合、放っておくと徐々に悪化していきます。

たとえば、床下の根太や束柱のゆるみが進めば、床の沈みや傾きに発展することもあります。

最悪の場合、床の抜けや壁のひび割れといった大きなトラブルにつながります。

早期の調査と補修が被害を最小限に抑えるカギです。

転倒や段差の原因にもつながる

床が沈んだり浮いたりする状態が続くと、わずかな段差ができてしまうことがあります。

小さな子どもや高齢者がつまずく原因になり、転倒によるケガのリスクが高まります。

音の問題が安全性の問題に発展する前に、しっかりと対処しておきましょう。

見た目に異常がなくても、違和感を感じたら注意が必要です。

まとめ|床鳴り 金属音が鳴る家の構造的な問題とリフォーム前に知るべきこと

床鳴りや金属音は、単なる経年劣化だけでなく、家の構造や施工ミスによって引き起こされている場合があります。

構造や施工ミスが原因の可能性がある

音が鳴る原因には、木材の乾燥や収縮のほか、構造部材のゆるみや金属部品の摩擦、施工時のミスなどさまざまな要因が考えられます。

目に見えない部分の問題こそ、注意が必要です。

チェックとリフォームで改善できるケースが多い

床鳴りは、早期発見と適切なリフォームによって、ほとんどのケースで改善が可能です。

床材の張り替えや下地の補強、金属部品の調整など、原因に応じた対策を行うことが大切です。

事前対策と専門業者選びが重要

新築やリフォーム時には、将来的な床鳴りのリスクを考慮して設計・施工を行うことが重要です。

信頼できる専門業者を選ぶことが、長く快適に住むための第一歩です。

少しでも気になる音がしたら、早めのチェックと対応をおすすめします。

 

夏のキャンペーン
BLOG
TOP